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ブラック企業 体験談

【会社辞めたいエピソード29】えっ?私がパワハラ!?地銀で仕事を頑張った結果、逆パワハラ認定。耳を疑ってしまうけどホントの話

こんにちは!四国在住32歳女の「みんみん」です。私は約10年銀行に勤めていました。銀行は大手だから、ちゃんとした会社だからと思われがちですが、そんな事全くありません。幻想です!

私自身仕事が原因で体を壊し今でも後遺症に苦しんでいます。銀行の大きな特徴と言えば頻繁にある人事異動です。支店の現状がこの人事異動によって一気に変わることもあるのです。今回はそんな人事異動をきっかけに私がパワハラ被害者からパワハラ加害者になってしまったときのお話をしたいと思います。

1.野放しにされた無責任上司

私は最初に配属された支店のブラックっぷりに疲弊し体を壊してしまったのですが、次に配属された支店ではその真逆のなんとも人間関係がホワイトな支店でした。しかし一つ気になることがあったのです。それは直属の上司である課長の存在。

課長は私の半年前に異動してきたそうなのですが、私が着任したころからなんだかすでに支店で浮いているような気がしていたのです。

最初は私自身体の調子が悪かったため休みがちで気が付かなかったのですが、ある日その課長に書類を回したところ、「この書類見たことないから、確認の仕方が分からない」と返却されてしまいました。

その後さまざまな書類を回しても「私には分からないから〇〇さんに回して」と言われ全く書類を受理してもらえない、そんな毎日でした。みんなそれをよく理解していたので全く上司を頼りにしない、期待しない、出来る事は自分でなんとか頑張る、前にいた支店とはやはり全然違う環境の支店でした。

そもそもこれだけの仕事を部下に回して課長は一体何をしているんだろうと時々観察していたのですが、社内の通達を一日中見たり、自分の保有する投資信託の現状を確認したりと全く仕事をしていない状態でした。

課長と言うのは部下の実施した処理を確認するだけでなく、どう人事配置をすれば支店内が上手く回るのかを模索したり、若手や新人をいかにして育てていくのかを考えるという役割があります。

もちろん直接指導するのは私たち中堅が行うべきであることは承知してますが、各々どの係を担当するかなどは課長がきちんと案を考えた上で支店長や副支店長と相談して決定するものです。
それすら放置されてしまったら私たちもどう動いてよいのか分かりません。

支店長や副支店長も関わるのが面倒なのか、全く課長を注することはありません。

そんな現状ではありましたが上司が1人働かなくても優秀な主任がいたためその頃は支店内もうまく回っていました。

しかしそんな日々も長くは続きませんでした。その優秀な主任が異動してしまったのです。

2.全く支店が回らない!

優秀な主任が異動した代わりに本部から来た新しい主任が着任しました。長く本部にいたため営業店での仕事は全く分からない状態。
こうなってしまったらさすがの課長も何かしら動きを見せるかなと期待していましたが、あっけなく裏切られました。

何の権限もない私たちやパートさんたちが毎日奔走する中、課長は何一つ変わることはありませんでした。新しい主任も戦力になるのはかなり難しく自分たちで窓口交代やお昼休憩を相談し合い何とか必死に回るようにしましたが、やはり限界があります。

確認書類を回しても課長は全く分からないのでまず、行員やパートさんで書類を確認しあい、判子だけ課長にもらうようにしました。そうなると普段以上に時間がかかります。

窓口での苦情も激増していきました。窓口でどんなに怒鳴り声が聞こえても課長は出てくることもありません。むしろトイレなどに逃げるという有り様。

パートさんも含めみんなで悩む日々でした。

3.みんなで解決策を模索する日々

そんな日々の中で人事異動があり新しい支店長が着任しました。私はその支店長ともともと知り合いだったこともあり、今のこの支店の問題点等を打ち明けました。

すぐさま支店長は動いてくださいました。課長曰く「私はお昼休み行くななんて言ってない。私が仕事を取ってしまったら下が育たないし、窓口に出れば私が処理した伝票を確認できる人がいない」という言い分だったそうです。開いた口が塞がらないとはこういうことです。

支店長は課長に上手く回るように努力してほしいと訴え続けました。私たちも何度も課長に仕事を覚えてほしいと説得しましたが「私は仕事を知らないわけではない。私が頑張ってしまったら下が育たないから」の一点張りでした。そして副支店長も自分が支店の中で一番忙しいからと面倒ごとは避けている状態でした。

仕方がないので私たち下の行員とパートさんと支店長とで何度も会議を行い上手く店が回るようにする方針をずっと模索し続けました。

4.結果的に逆パワハラと言われた

支店長が窓口を手伝うという前代未聞の状態が続き、お客さまにかなりご迷惑をかけしまっている状態を鑑み私たちはコンプライアンスアンケートに支店の現状を詳細に書き訴えました。

本部の色々な部署から監査がやってきて、課長や私たちに事情を聞いたりして少しは現状が良くなるかなと思っていたのですが、聞いたところによると課長は本部にこう言っていたそうです。「主任が異動して、私も必死に頑張っているのに部下は認めてくれない。私はごはんも食べられないし夜も眠れない。とても毎日つらいです。鬱かもしれません。」と。
またまた開いた口がふさがりませんでした。

本部も「鬱とか言われてしまったら私たちもどうすることもできない。結果的にあなたたちが複数人で課長を逆パワハラしているように認定されてしまうからなるべく大人しくしておいた方がいいですよ」と信じられない回答をしてきました。

本部に「本当に支店が回らないんです、この少ない人数の中で課長はしっかりお昼休憩をとってるのにパートさんや私たちは休憩なんてもうずっと行けていません。お客さんにも迷惑かけているしなんとかしてください。近隣店舗から応援を要請します。」と訴えたら、まさかのこの間入ったばかりの新入行員を寄越してくるという暴挙。やっぱりこの銀行は腐ってると心から確信しました。

5.必ずしも会社にしがみつくことが良いとは限らない

私はこの銀行で結局約10年働いたのですが、結婚を機に退職しました。もちろん続けようと思えば続けられたのですが、体調がすぐれない事、腐った上司、腐った本部、腐った役員を見て本当に将来性はないなと思いました。

私たちを必死に守ってくれた支店長は結局課長や副支店長に対するパワハラとのことで1年
程で左遷されていきました。ただ支店内をうまく回せるように、みんなが働きやすい職場環境を作るために課長と副支店長に協力を要請しただけなのに「パワハラを受けてます!鬱です!」と訴えたもん勝ちみたいです。

真面目な人ほど損をする、こんな職場に未来はないです。現に優秀な人はどんどん外に流出していき、性格や勤務状況に難ありな人ばかりが残ってしまっていると噂で聞きました。

新入行員を入れてもそれ以上の人数が退職し、株価もこの一年で約半分までに下落。最近は辞めた人が勝ち組!と揶揄されているそうです。いい気味!!

私はさすがに定年まで働く!とは思っていませんでしたが、転職は良くない事と自分で自分の視野を狭めていました。しかし会社は今働いている所だけでなありません。あまりに頻繁に転職するのはいかがなものかと思いますが、苦しい気持ちを誤魔化しながら頑張ったところでそんなブラック企業はなんの評価もしてくれません。むしろ心身ともに壊れるだけです。
自分の人生は一度しかありません。心身ともに消耗してしまう前に広い視野と勇気をもって行動してみてください!!この記事が誰かの気持ちを動かせたなら幸いです。