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ブラック企業 体験談

【会社辞めたいエピソード6】「会社怖い」「辞めたい」と検索し続けた私が経験した美容業界のブラック!

皆さまはじめまして。

愛知県在住、27才女性、通称『ペンペン』と申します。

ぺっちぺっち歩く姿が皇帝ペンギンに似ているのでそのように呼ばれております。

本日はこちらの記事にお越しくださり、ありがとうございます。

この記事をご覧になられているということは、きっとあなた様の検索履歴には、『ブラック企業』『パワハラ』『会社怖い』『辞めたい』などといったワードが並んでいるのではないでしょうか。

※偏見でしたら申し訳ございません

ちなみに、数か月前の私の履歴はまさに上述の状態でした。

毎日毎日毎日毎日胃をキリキリさせながら会社へ行き、吐けもしないのに胃液ばかりが上がってきてトイレに駆け込み、仕事は何から手を付けてよいのかわからなくなってしまい、家に帰っても気が休まらず、朝が来るのが怖くて寝付くこともできないまま、しまいには、いわいるうつ状態となり、壊れていったのです。

※ちなみに今は周囲の力を借りて辞めることができ、フリーランスとしてお仕事をさせていただいております

正常な判断力を取り戻した今であれば、過去の自分を顧みて、「もっとはやくに辞めればよかった」と思うことができますが、当時は上司や同僚、なにもかもが怖すぎて、一生懸命、まさに命を削ってでも仕事をする、それ以外の選択肢を選ぶことができませんでした。

そんな時に私がすがっていたのがネットの世界。

同じような境遇の人が会社を辞め、素敵な生活を送られている様子を拝見して心を慰めていました。

フリーランスに転向した今、そうした人達に今度は私から、発信をしたいと思います。

今日は、私が経験した、『トンデモ上司』の話をさせてください。

この記事が、誰かのうっぷん晴らし、もしくは明るい未来へ背中を押す小さなきっかけになれば、幸いです。

〈『トンデモ上司』の生態〉

・仕事のクオリティーを人格否定の材料に用いる
・自分は仕事に命を懸けており、その気概を他者にも当然に求める
・発言がとにかく過激
・相手を傷つけることによって支配下に置こうとする

上記に一つでも当てはまる上司がいる人は要注意!

無視しろとは言いませんが、すべてを真に受ける必要はありません!

「そうは言っても…」という人、そんな上司にメンタルをズタボロにされた私の話を読んでみてください。

まだ時折雪の降る季節に私はとある美容関係の企業に転職いたしました。

そこで出会ったのが『メンタル攻撃のプロ上司』!

年齢は30代前半、女性、一人で数十人のチームを束ねるたたき上げのバリバリのキャリアウーマン管理職でした。

※当然旦那も彼氏もいません!

入社した当時25才だった私はまだ元気でしたし、仕事でバリバリ稼いでやるぞ!と意気揚々やる気満々でしたので、その『トンデモ上司』に対しても、「この人みたいになりたい!」などと憧れていた時期がございました。

どうやら、そのキラキラオーラが『トンデモ上司』に伝わっていたらしく、初めの頃はそれはもういたく可愛がられたものです。

しかし、その状況は長くは続きませんでした…。

後でわかったのですが、転職組だった私には、入社当時からかなりの期待が寄せられていたようなのです。

営業という職業柄出張も多く、東は東京から西は長崎まで、重たいキャリーケースをゴロゴロ言わせながら飛び回る日々、対外的な営業活動に加えて、事務作業も山のように与えられました。

そしてそれらを歯を食いしばってやりきろうものなら、もっともっとと仕事が山積みにされていく状態が繰り返されていきました。

私の性格上、頼まれた仕事を断ることもできず、100人ほどが働く事務所に一人ぽつんと残って、日をまたぐころまで仕事をしていたことを覚えています。

残業代はというと、規定では一か月間で40時間まではみなし残業代として含まれていたものの、それ以上に関しては追加で支払われる内容になっていましたが、残業が40時間を超えると『トンデモ上司』から
「成果も出していないのに残業ばかりして。」
「仕事の仕方が悪いんじゃないの?」
「普段のプライベートがしっかりしていないから仕事もできないんじゃないの?」
などと嫌味のシャワーが浴びせられるので、
内心では、
「お前の仕事の振り方がおかしいんじゃ!」
「出張ばっかりでどうやって社内業務をやるのか教えてくれ!」
「というかプライベートと仕事は関係ないだろ余計なお世話じゃボケェ!!」
とブチ切れていたものの、言葉にする度胸はなく…結果として、仕事が終わっていない状況でも退勤したことにせざるをえませんでした。

もちろんどれだけ働いても給料は上がりませんから、
「何のために働いているのだっけ…?」
と思ったことも、一度や二度ではありません。

出張に続く出張と、会社のネットワークに繋がないとできない仕事との両立、更にのしかかる事務や企画業務に追われ、その頃には残業中に涙が出てくるようになっていました。

そして、頭もぼーっとしてきて、指示された内容をどうやってこなしていけばよいのかわからなくなっていきました。

必然的に、仕事でのミスが増え、それをカバーするために余計な業務時間が発生し、本来やるべき業務を圧迫した結果、更なるミスを誘発する、負のスパイラルに陥り始めました。

『トンデモ上司』はそんな状況を知っていながら、いつも通り嫌味を織り交ぜつつ仕事を振ってきます。

タチが悪いのは、完全なる命令形ではなく、「できるよね?」という体で話をよこし、受け手側に「やります」と言わせて仕事を押し付けるやり方です。

パワハラ上等な上司から仕事を投げられて、断れる勇者がどれほどいることでしょうか。

そんな人はきっと心を壊すこともないでしょうし、この記事にもめぐり合っていないと思います。

当然のことながら私も断ることができず、ズブズブと仕事の山に埋もれていきました…。

負のスパイラルに陥ってしばらくして、入社最大のミスが発生しました。

原因は私の担当していた取引先による社内手続きミスでした。

最終的にはなんとかなりましたが、かなり肝入りの企画だったので、『トンデモ上司』は大激怒。

その怒りの矛先は全て私に向けられ、罵声の限りを浴びせられました。

※以下、可能な限り言われたままに記載いたします
※かなり乱暴ですが、『トンデモ上司』は女性です

「お前、マジでふざけんなよ。担当降ろすぞ?私が一体どんな気持ちで仕事してるかわかってんのか?こっちは命がけなんだよ!お前の仕事はなんでもかんでも上っ面、仕事してる意味がない。そもそもあんたの給料は同僚の○○さんよりもかなり高いの知ってるか?入社5年目のリーダー候補の●●さんと同じ金額をもらってるんだぞ。だから外回りの営業も、企画業務も全部あんたに任せたのに。今、その人たちと同じだけど仕事ができてんのか?」

ちなみにこれも後でわかった話なのですが、同僚との給料の差は月1万円あるかないかでした…。

小さい額ではありませんが、いくら転職組とはいえ、入社半年で仕事を押し付けられまくられ、月1万円の差で恫喝されても困ります。

そして、ほかの人の給料なんてもちろん知ったこっちゃありません。

そんなこと上司が勝手にペラペラしゃべっていいのか?

私がうつむいていると、『トンデモ上司』は更に続けました。

「普段だったら給料のことは言わないけど、このくらい言わないとあんたには伝わらないと思うから言うわ。担当降ろすぞとか、これまで誰にも言ったことないのに、あんたが言わせたんだ。この状態が続くなら降格からの減給も覚悟しとけよ。そんなことしたらあんたの生活は変わってしまうと思うし、精神的にもダメージがあるだとろうから、私もそんなことはしたくない。でも、このままだったらやらざるを得ない。
それをやるときは、私があんたに辞めてほしい時だと思ってくれればいいから。そうなったら私はもう何も言わない。次はないから。今度の面談までにかなり大きな手柄を持ってこなければ、99%降格させる。」

体のいい退職勧告だったのは言うまでもありません。

『トンデモ上司』の話に出てきた『面談』まで、わずか2か月程度の期間しかなく、大きなプロジェクトが走っているわけでもない状況で、一から成果を出すには厳しい期間設定でした。

強制解雇する程の社内権力はさすがの『トンデモ上司』にもありませんから、全てを私のせいにして、辞めさせようとしていたのでしょう。

これを機にと言わんばかりに、『トンデモ上司』は最後の追い込みをかけます。

「これまで言わなかったけど、あんたどうせロクな男と付き合ってないでしょ?仕事見てればわかるわ。社内でもみんなあんたのことよく思ってないし、あんたの名前出すと苦笑いされるんだよね。」

自分の中で、何かが“ボキッ”と折れる音がしました。

それからしばらく放心状態で、フラフラと家に帰ったことを覚えています。

その日の帰宅時間も、深夜0時をまわっていました。

その後も数か月間、我慢に我慢を重ねて仕事を続けていましたが、『トンデモ上司』からのメンタル攻撃は止むことなく、最悪なことに彼女は周りの同僚まで味方につけはじめ、私はどんどん孤立させられていきました。

そして彼氏の勧めで行った心療内科で下された病名は『うつ病』でした。

私は運よく、周囲の助けもあって辞めることができましたが、今過去を振り返って思うのは、
「もっと自分を大切にすればよかった。」
ということです。

自分の身を削りながら仕事をすることで、もちろん私自身も辛い思いをしましたが、両親や彼氏、友人にも多大なる心配をかけていたことに気付いたからです。

辞めたことを責める人は、誰もいませんでした。

むしろ良かったね、と言ってくれる人ばかりで、久しぶりにプラスの感情による涙が出ました。

ブラック企業、というかブラック上司許すまじ。

しかし、追い込まれている状況では正常な判断もままなりません。

ですから、少しでも自分の環境がおかしいと思った時は、一人で抱え込まず、周囲に相談してください。

その企業にしがみつかなければならない理由もないはずです。

少しでも、いい方向に向かわれることを、心から祈っています。