ストレス・・・今の時代、この言葉と無縁の人はいないんじゃないか・・・。
そんなことを私は感じています。「ストレスと向き合う」、「ストレス発散する!」、「いや、そもそもストレスってなんだろ・・・なんでストレスが・・・」等、人によって「ストレス」という単語の扱い方がそれぞれ違うかと思いますが、ストレスに悩む、ストレスと今日も精一杯戦っている人たちの励みになることを願いながら私なりのストレスの解消法やストレスとの向き合い方をお伝えしていきたいと思います。
私がこれまでに感じてきたのは、ストレスというのはやはり仕事上のものから来る悩みや辛さではないかと思っています。私は昨年まで介護士として働いていました。仕事の内容はやはり人間相手。相手に気を使い、精一杯相手に合わせた流れで仕事をしなくてはなりません。相手が人間である以上、こちらの思うようにいかない、出来ないということが必ず生まれます。クレームも受けたりして、本当に疲れ切っていた時を思い出します。
そんな時に自分が行っていたのは、「プライベートの時間で出来るだけ仕事の話をしない」という心掛けでした。仕事によっては守秘義務等もありますから、そう簡単に話せないこともあるでしょうが、家族、友人、知人等に仕事の話を出来るだけしないようにしていました。仕事の悩みを抱えていると「誰かに聞いてほしい」といった気持ちがでてしまいがちなのですが、業務時間外に、プライベートに仕事の悩みを持って行ってしまうと、絶対に心が休まりません。もちろん仕事上での悩み等でしたら、仕事の中で話を聞いてくれそうな上司や同僚に相談していきましょう。ただ無意識にプライベートに仕事の悩みを持って行ってしまうと本当に心も休まらないんです。仕事の悩みは仕事に置いていく。これが私自身気を付けていたことです。そして辛いことがあった時や、悩んでしまっている時だからこそ、今一度オンオフを切り替えられているかを振り返ってみることが大切とも言えます。
またそれに繋がるものとして、「趣味を持つ」ことです。先に挙げたオンオフを切り替えて気分転換が出来るように、「自分が楽しめる時間を持つ」、「悩みやストレスを忘れるような時間にする」ことが出来るといいです。どんなことだっていいんです!ただ、仕事がお休みの日等、何もしない時間を過ごしてしまうと無意識に悩んでいることを考えてしまったりするものです。何もしない、のんびりとした時間が必要だ!という人はそれもいいかもしれませんが、私自身は何もしない時間は、やはり悩みを考えてしまう、それで時間が過ぎてしまう、結果更にストレスを溜めてしまうといった経験があることから、やはり趣味の時間を過ごしてストレス発散するようにしています。
因みに私の趣味はいくつかありますが、競馬が好きなので出かけたりしています。
直線では絶対に大声出して応援、思いっきり声を出してストレス発散すると決めていたりします。ストレス発散には、「声を出す」という方法も有効ではないかと私自身考えています。ですから、「カラオケで思いっきり歌う!」「好きなスポーツをみて、好きなチームや選手を思いっきり応援する!」といったものもいいのかもしれませんね。
因みに、私の競馬の話ですが、何回か遊びに行ったりしていると顔なじみになる人もいて、そこで大切な友人も出来ました。今では遠方に住む形になり中々会えなくなりましたが、かけがえのないものを手に入れたんです。楽しい時間を共有出来る友人の存在も本当に大きいなぁと感じています。
また、もう一つ上げるとしたら「マッサージ」や「エステ」もいいかもしれません。自律神経と整えたり、ただただリラックスする、といったことで自分をリセット出来ます。
自分は「イライラに効くツボ」なんて所を押して貰ったこともあります。全体的な施術含め、ただただ気持ちいいんですよ!心身共にリセットをする、そんな時間に私自身助けられています。
また、これを読まれている人たちの中において、「愚痴」をよく吐くという人もいるかもしれません。私の経験上、愚痴は何も生みだしません。ストレスが溜まると誰かに吐き出したいという気持ちは理解出来ます。しかし、それがいいものに繋がっていくのでしょうか。私自身、ストレスが溜まると愚痴を吐いて上手く自分を収めていた様な気がしていました。ですが、愚痴を吐き出した後、「あんなこと言うんじゃなかったな」等という気持ちも出てしまったこともありますし、後に自分自身の悩みやストレスが何も解決されていないことに気付き、更にストレスが上乗せされてイライラしてしまった、といったこともあります。中には、「愚痴を聞いてもらってすっきりした。」、「吐き出せたらそれで気分も落ち着く」という人もいるでしょう。確かにすっきりしたり、気持ちが落ち着くこともあると思います。しかしその気持ちは、あくまでその場だけのものなのです。愚痴で気持ちをコントロールしてしまうと、必ず愚痴を繰り返していくでしょう。先に繋がる、ストレスの根本的な原因の解決がされていないんです。
ですから、誰かにどうしても愚痴を吐きたくなったら、「これからの話」をすることをおすすめします。これから先の話、過去ではなく未来の話。「これをこうしたらいいんじゃないか?」、「〇〇はこうならいいな!」、「一緒にこうしよう!こんなことやろう!」、「この先、こうなっていたい!」等と、未来の話をしていけば、おのずとモチベーションも上がっていくんです。私もある人にこれを教わってから、自然とストレスが軽減されていったんです。これは今も私自身意識して過ごしています。
また、どうしても愚痴になってしまう、愚痴を吐きたい!と思ったならば、その愚痴は自分以上の立場の人、仕事上であれば上司等にそれをぶつけるといいでしょう。上司等であれば、愚痴は「どうしたらいいんだ」という形、「相談」に変えることが出来ます。信頼のおける上司であればきっと一緒に悩みを共有してくれる、解決に向けて一緒に考えてくれると思います。
もう一度言います。愚痴は先に繋がるものは何も生みだしません。それに、愚痴を吐かれる方も気持ちいいものではありませんから。逆にその人もストレスが溜まってしまうことあるでしょうからね。
そして、どうしても無理だと思ったことは、「やらない」ということも方法の一つです。
仕事においても、人間関係においても、「無理をしてしまう」、「我慢してしまう」といったことがやはり多いのではないでしょうか。もちろん、無理や我慢をしてでもやらなければいけないことも多く、それを避けてばかりではいけないのですが、必要以上に頑張らなくてもいいんです。私の考え方としては、ちょっと苦しいな、と思ってる時には、可能なら「明日やれることは明日やる」といった、ゆとりを持つことです。自分自身を追い込み、詰め込みすぎると先にも挙げた趣味の時間や休める時間も取れなくなって、余計にストレスが溜まる気がします。ですから、思い切ってそこから離れる、言い方を変えれば「逃げる」ことも場合によってはオッケーなんです。だって、ストレスで自分を追い込み、壊してまで頑張る必要なんてないですからね。
最後になりましたが、これを読んで下さった方々にとって少しでもストレスの軽減、発散に役に立ったら幸いです。