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ブラック企業 体験談

【会社辞めたいエピソード27】読めば今の企業がホワイトに見える!?暴力、叱責、失踪の雨あられ。 女の私が体験したパチンコ業界のブラックな実態を晒します。

東京都在住 30歳 女性 TAMAと申します。
私が転職してパチンコを4店舗経営する企業の事務として働き出し、ビックリするようなブラック企業でしたので、ご紹介したいと思います。

■見出し1 ブラックな会社の紹介
パチンコ業界というイメージだけでブラックな感じはしますが、本当にブラック企業でした。
千葉県でパチンコ店を4店舗経営している企業で、従業員は50名弱。
アルバイトを入れると150名程です。
アルバイトは、他のアルバイトよりも時給をよく設定していました。
なぜなら大変だから、すぐに辞めていってしまう子が多く、お給料でつなぎとめるためです。
正社員も、バックレや入社半年で辞めることも日常茶飯事で、1年で7人辞め、また辞めてもいいように、10人補充しての繰り返しでした。
これが当たり前のように、みんな慣れてしまっていました。

■見出し2 パチンコ業界のブラックな会社の実態
1.パワハラが横行

まず、なぜそんなに辞めていくのかというと、パワハラがすごいからです。
小さい会社なので、社長がすぐ近くにいるような企業で、毎日のように社長と顔を合わせます。
その社長が、ものすごいパワハラ。
婿養子で義理の親から会社を任せてもらった、元々経営もできないワンマン社長です。
見た目も、なめられない様に、ヤクザを意識しているのかダブルのスーツにスーツの裏地は紫。
足音をドンドンと大きく鳴らして歩くスタイルです。

社長は、日常的に社員を怒鳴り、このパワハラが問題になる時代に、ミスをした男性社員を殴ります。
しかし、誰も怖くて訴えません。
そのため、鬱になって休職している男性社員もいました。
辞めさせないのは、パワハラが原因だと分かっていて、訴えられたら困るため、できるだけ休職中は手厚い手続きをしてあげていました。
その後は、会社に戻ることもなく、そのままフェードアウトしていきます。

そもそもパチンコ店で働いている男性社員は、中卒だったり学歴がないので、なかなか転職が決まらないのです。
辞めたとしてもまた違うパチンコ店に転職するだけ。
そのため、嫌でも会社にすがっている方が多いのが実態です。
それが分かっているからこそ、社長も強くでるのです。
俺が給料を支払ってやっている、言うことを聞いて当たり前だという態度がもう丸わかり。

私や女性事務員にも怒鳴ります。
機嫌が悪いと、電話に2コールまでにでないと「おせーんだよ!」「仕事なんてほとんどしてないんだから、電話くらいさっさとでろよ!給料泥棒」
「スーツを伊勢丹で購入したから、今すぐ取ってきて」「ババアなんだから早く結婚して子供作って辞めた方がいいよ」など。
旅行に行ったので、お土産を配ると「こんなまずそうなお土産よく買ってこれたな」など、数えたらきりがありません。
友人に話しても、「うそでしょ?早く辞めなよ」とビックリされます。
だんだん言われすぎて、私は麻痺していましたが、事務員も入れ替わりが本当に激しかったです。

2. 残業はあるが残業代がでない
小さい会社は、総務人事経理をすべて一貫している部署が多いでしょう。
この会社もそうでした。
そのため、決算や人事の異動が多い時には、毎日のように残業をすることがありました。
遅い時には、22時くらいまでやることも。
しかし、残業代は一切出ません。

就業規則には残業代は1.25倍出ると記載されていますが、社長いわく、普段は暇なんだから残業は月給に組み込まれた金額だと。
どんなに頑張っても昇級すらしませんでした。
4年間働いて1円も上がりません。
賞与もパチンコ業界はしばらく厳しい状態が続いていたので、1年で1.2か月分。
年収も下がるし、人がどんどん辞めていき、おのずと仕事量も増えるので残業も増えます。
でも、残業代はでないので、残業をしないように定時内に終わらせようと頑張りましたが、雑務が多すぎて、終わりませんでした。
定時に終わって帰ろうとすると、女性の上司に「あの書類、今日中に出しといてね」とわざと帰らせないように言われる時もありました。

私は、仲の良い同僚がいたので、助け合いながらなんとか働いていた感じです。

3. 有休休暇が使えない
そして、当たり前の権利の有休休暇が使えませんでした。
大っぴらに使うなとは言われませんが、風邪を引いて高熱が出てお休みの連絡をした時にも、女性の50代の上司に「風邪くらいで休むなんて。私の時は這いつくばっても出社したわよ」と言われます。
そのため、忌引き以外で有休休暇を使うことなんて、ほとんどありませんでした。
微熱程度だったら、出社するようにしていました。
言われるくらいなら、辛くても出社した方がよいからです。
私だけでなく、みんなそうしていました。

友人たちは、有休休暇を使って、平日にしかできない手続きをしたり、安い時期に海外旅行をしたり、とても羨ましかったです。
年間1日も有休休暇を取得しない年もありました。
それが普通になってくるのです。
もちろん、繰り越しをする日数も決まっているので、余ってしまった分は捨てていました。

■見出し3 ブラック企業で務めていた時の気持ち
とにかく、無になっていました。
どんなことを言われても感情を持たない。
一言一言に傷ついてイライラしていたら、精神的におかしくなって、鬱になってしまうと思ったからです。
私も、元々は接客業から転職したので、とにかく事務職の経験を積んで、違う企業に転職がしたかったのです。
そのためには、短期間で辞めるわけにはいきませんでした。
自分の将来の為に今は堪えようと。

メールも、「もう」と打てば、「申し訳ございません」と予測変換するように設定をしていました。
思っていなくても、「もう」だけ打てばいいのですから。
仕事が終われば、同僚と飲みにいき、愚痴大会です。
それが一番のストレス発散だったと思います。

■見出し4 辞めると決意
4年が経過し、転職活動をこっそりしていて、希望の企業に内定をもらうことができました。
そのため、すぐに辞めると女性の上司に報告しました。
辞める1か月前に申告すれば問題なかったのですが、新しい企業には2か月猶予をもらい、2か月前に上司に報告しました。

私が今まで我慢してきて、辞めるそぶりもみせなかったのでとてもビックリしていたのと、この時までも「新しい人を入れて引き継ぎをしてもらいたいから2か月じゃ足りないわよ」といわれました。
それに関しては、もう辞めるので無視しました。

ただ、仲の良い同僚に迷惑をかけることだけはしたくなかったので、引き継ぎだけはきちんとしようとは考えていました。
そして、有休休暇が余っていたので、「早く人を入れてもらって、残りの1か月は有休休暇を取得したい」と社長に直接申し出ました。
そうしたら「うちの会社はそういうの推奨してないから。だったら今すぐ辞めていいよ」と。
これまで働いてきた社員に言う言葉?と我慢の限界だった私は、「では明日付けで辞めます」と伝え退職届にも、明日の日付を書いて提出しました。

その日は退社し、翌日朝早くに荷物をまとめて、誰にも挨拶せずに辞めました。
本当は、最後くらい円満に辞めたかったのですが、最後の最後までとてもブラックな企業過ぎて耐えられませんでした。

翌日、労働基準監督署にこれまでの事情と有休休暇を取得させてもらえなかった旨を伝えたのですが、「在職中だったら対応可能だったけど、退職してしまってはどうすることもできない」と言われました。
しっかり調べておかなかった私が悪いと諦めました。

■見出し5 現在の職場
この超ブラック企業で務めていたおかげで、人間関係で嫌味な女性がいてもかわいいものだと思えるくらいです。
こんな企業が今の時代にあることがびっくりでした。
どのパチンコ店経営企業もそうだとは思いませんが、残業代がでなかったり、見た目をこわもてにして、パワハラが多いというのは聞いたことがあります。

仲の良い同僚は今も働いているらしく、何一つ実態は変わっていないそうです。