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ブラック企業に要注意!代表的な業態や特徴と見分け方のまとめ

現在ニュースなどで話題になっている「ブラック企業」

働き方改革が提唱されている現在でも、まだまだ多いのが実情です。

せっかく就職や転職をしても、新しい職場がブラック企業だと金銭面や精神面でとても苦労することになります。

最悪の場合、心身の健康に支障をきたすことも。

本記事では、そんな恐ろしいブラック企業に騙されないよう、ブラック企業の特徴や、就職や転職の際に役立つ見分け方をご紹介します。

ブラック企業にありがちな5つ特徴

まずはじめに、ブラック企業の特徴をご紹介します。

基本的なブラック企業の定義として、

  • 労働者に対して極端な長時間労働ノルマを課す
  • 賃金が発生しない残業や、パワーハラスメントが日常的に行われている等、会社全体のコンプライアンス意識が低い

等が挙げられます。

上記を踏まえて、ブラック企業には具体的にどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

1.人員の入れ替わりが激しい

ブラック企業は、とにかく社員の入れ替わりが激しいです。

入社しても過度な環境に耐えきれず、すぐに退職する人が多いことが理由です。

その辞めた人の穴埋めをするために、さらに大規模な求人をかけることが多いです。

新卒採用でも、大量に採用をして、厳しい環境に耐え抜いた人だけが生き残っているという特徴があります。

2.深夜でも照明がついている

ブラック企業は、すぐに人が辞めてしまうため即戦力が少なく、常にギリギリの人員で運営されています。

そのため、ほぼ毎日定時には仕事が終わらず、残業をすることが多いです。

深夜でも毎日照明が付いている会社は、ブラック企業と疑ってもいいでしょう。

3.日常的にハラスメントが行われている

ブラック企業では、社員1人1人が追い込まれてしまい、ストレスをため込んでいることから、日常的にパワーハラスメントやモラルハラスメントなどのいじめが行われていることがあります。

さらに、過酷な職場環境で心が折れてしまった社員に対しては、いじめなどを行い自主退社に追い込むこともあります。

ハラスメントを行う大元の上司も、同じような過酷な環境を生き抜いてきた存在なので、恐ろしい事にそのパワハラは無意識です。

あるいは本人の成長のため!という勘違いをしている場合も多いのが実情です。

4.精神論で社員を奮い立たせる

ブラック企業のほとんどは、常に高すぎるノルマを少ない人員で回しているギリギリな状態です。

そのため、精神論で社員を奮い立たせることが多いです。

5.求人には「アットホームな職場です」と記載していることも

ブラック企業は、外からの印象を過度に気にしている傾向があります。

そのため、求人では「皆仲良く、アットホームな職場です」とうたっていることがあり、求人サイトなどには社員同士が仲よさげに写った写真が掲載されていることも。

写真や誘い文句だけで判断せず、しっかりとその会社のことを調査してから就職活動を行うようにしましょう。

以前働いていた会社での同僚が夜中の2時まで働いていて、「プライベートは充実」と笑顔で写っていたのを見て空いた口がふさがりませんでした。

ブラック企業と言われている4業態はこれ

次に、ブラック企業が多い業界をご紹介します。

もちろん、該当する業界がすべてブラック企業ではありませんが、どうしても長時間労働が必要となる業界に、その傾向が強く出やすいと言えます。

1.建築、不動産

建築業や不動産業は、年収は高いものの、完全な歩合制であることや、土日休みでないことから、ブラック企業が多い傾向があります。

2.飲食業

ブラック企業というと、飲食業界を想像する方も多いのではないでしょうか。

大手の飲食チェーン店などでは、店舗に社員は1人で、残りはバイト、さらに社員が複数店舗かけ持ちをしているというのが事実です。

また、これは稀でしょうが、料理が冷めているという理由でモンスター的な客に土下座をして殴られ続けるといったニュースを見た事もあります。

3.アパレル業界

アパレル業界の販売員のほとんどは、労働時間にお給料が見合ってないことがおおいです。

さらに、ノルマが達成できなかった場合は自腹を切って自社製品を購入させられる会社もあります。

常に自社ブランドを身にまとっているのは、好きという理由以外にそういった理由があるのかもしれません。

4.IT系

IT系は常に進化をつづけている分、作業も終わりのないことが多いです。

中には、泊まり込みで仕事をするのが日常茶飯事という会社も。

クライアントからの納期、ましてやクレームとなれば夜通し対応して帳尻を合わせるというのは業界の常識です。

ブラック企業とホワイト企業を見分ける5つのポイント

ブラック企業が多い業界や、特徴をご紹介したところで、次にブラック企業とホワイト企業の見分け方をみていきましょう。

1.求人広告のフレーズで見分ける

どの会社も、自社を優良な企業と思ってもらいたいものですよね。

特にブラック企業は、その実情が世間に知られてしまうと売上や利益にも影響を及ぼしかねないため、必死で優良企業を装っています。

求人広告では、しつこいくらい聞こえのいい言葉が並べられていることもあるので、注意しましょう。

もちろん素敵なフレーズが書いてある企業すべてがブラック企業とは限らないので、具体的に求人広告で見分けるポイントを押さえておきましょう。

年収の幅が広く記載されている

年収300万~700万など、年収の幅が極端に広く記載されている場合は注意しましょう。

中には、「頑張ればそれ以上も稼げます」「未経験者でもOK」などの、簡単に稼げそうなフレーズが書かれている会社もありますが、注意しましょう。

人を集めるためによく書いているだけの可能性が高く、求人広告には300万円以上と記載していても、実際の給料は大きく下回っているということもあります。

誰でも応募できる

求人サイトをみていると良く目にする、「学歴・年齢不問」「業界経験不問」「未経験者大歓迎」などの誰でも応募できるようなフレーズ。

このように極端に応募条件のハードルが低い場合、従業員を使い捨てのように扱っていることが多く、離職率が高い傾向があります。

ある程度の給料や待遇が保証されている会社に、誰でも入れるるわけがありませんよね。

このような悪質求人に騙されないために、求人だけで判断せず、気になったことは面接で質問をしたり、事前にその企業のことをしっかりと調べておくことが大切です。

2.残業代のシステムで見分ける

残業代や残業時間をきちんと確認するのも、ブラック企業かホワイト企業かを見分けるための大切なポイントです。

特に注意したいのが、月のお給料に見込み残業代が含まれていて、残業代が別途で付かない場合です。

このような場合は、残業が極端に多い可能性がかなり高いです。

残業は法律で月に45時間までと決まっていますし、月の残業時間が80時間を超えると過労死のラインといわれています。

残業時間や残業代については、入社前にしっかりと確認しておきましょう。

また、有給取得率なども聞いておくのもおすすめです。

実情、日本では残業をした分だけ残業代がきっちり支払われる企業はまだまだ少ないです。

ですが、働き方改革が進んでいる今、社員のワークライフバランスをしっかりと考えてくれる会社もありますので、納得のいくまで調べるようにしましょう。

3.労働実態をしっかりと調査して見分ける

現在、ブラック企業はかなり社会的にも問題になっていますよね。

このような背景から、交際労働省がブラック企業の労働実態を調査していたり、企業の口コミサイトにも、労働の実態に関する情報が沢山あります。

これらを利用して、事前にきちんと労働実態を調査しておくのがおすすめです。

ちなみに、「ブラック企業大賞」というブラック企業ランキングもあります。

2018年度のランキングは、以下の通りです。

1位 株式会社ジャパンビジネスラボ

2位 ジャパンビバレッジ東京

3位 株式会社日立製作所、株式会社日立プラントサービス

4位 株式会社モンテローザ

5位 ゴンチャロフ製菓株式会社

6位 財務省

7位 スルガ銀行株式会社

8位 野村不動産株式会社

9位 三菱電機株式会社

4.企業理念で見分ける

ブラック企業とホワイト企業の違いは、企業理念にも表れていることがあります。

気になった会社があったら、必ず公式ホームページもチェックしましょう。

会社概要だけでなく、企業理念やコンプライアンスに関するページがしっかりあるかどうかが大切です。

ブラック企業では、企業理念がない会社や、あったとしても意味がよくわからない場合が多いです。

企業理念にカタカナを多用している場合も注意が必要です。

求人の時期で見分ける

もし、新卒で就職先を探している場合でも、必ず転職サイトにも目を通すことをおススメします。

ブラック企業で離職率が高い企業は、転職サイトに常に求人が載っているという理由からです。

そもそも、ホワイト企業は離職率が低いため、定期的な新卒採用はあっても、中途採用はあまり行わないため、転職サイトに求人が載っていることは少ないです。

5.採用の過程で見分ける

採用過程において、ブラック企業かホワイト企業化を見極めるポイントをまとめてみました。

ブラック企業の求人広告

  • 具体的な業務内容が記載されてなく、夢や感動、成長などの聞こえの良いフレーズを多用している(あらためて言います)

見栄えの良いワードで人を集めている

  • 若手でも高収入が可能や、若手でも管理職になれるなどの極端な好条件

名ばかりの役職につかせ、それを理由に残業代がつかないなどの法律的拘束をなくすのが目的

  • 極端に大量採用している

離職率が高い

ブラック企業の会社説明会

  • 派手な選考会や、むやみに豪華なホテル等で実施される

第一印象で人を集めている

ブラック企業の面接

  • 内定までがスピーディー

質より量を重要視している

  • 面接時間が極端に短いまたは長い

とにかく沢山採用したい、または洗脳したいで、親身になって相談にのってもらえます。

ブラック企業の内定後の流れ

  • 内定後に懇親会などのフォローがない

内定者にブラックな実情をギリギリまで知られないようにしている

  • 雇用契約書の内容が、求人と大きく異なる

求人はあくまでも人集め

  • 雇用契約書に契約期間や就業場所、業務内容、労働時間や残業、休日など基本的な情報のどれかの記載がない

記載が欠けている部分は隠している可能性がある

正直ブラック企業を自分で見分けるのは難しい

ここまでで、ブラック企業の特徴やホワイト企業かどうかの見分け方をご紹介しましたが、就職や転職は時間との勝負でもあるため、ひとつひとつの企業をじっくりと調査する時間もなかなかとれず、自ら見分けるのは難しいですよね。

そこでおすすめなのが、大手の就活エージェントサービスです。

そのなかでもおすすめなのが、

  • リクルートエージェント
  • duta
  • パソナキャリア

です。

これらのサービスは、優良企業を紹介してくれるだけでなく、就職活動に関する心配事や悩みなども親身になって聞いてもらうことが出来るので、是非利用してみてくださいね。

その中でも特におすすめなのはリクルートエージェントです。

リクルートエージェントを利用するメリット

非公開の求人も紹介してもらえる

リクルートエージェントでは、少ない人数を厳選して採用したい場合に企業が使用する非公開求人も多く取り扱っているので、条件が合えば非公開の求人も紹介してもらうことが出来ます。

スケジュール管理もしてもらえる

リクルートエージェントは、ただ求人を紹介してくれるだけでなく、面接の日程調整や入社時期の企業への相談の仲介役となってくれます。

自分の担当スタッフなら、万が一リスケが必要になった場合も相談しやすいですよ。

企業の裏情報も知ることができる

リクルートエージェントは、企業の経営者や人事部知直接話をしていることがほとんどです。

そのため、求人には載っていない裏情報も教えてもらえる可能性があります。

履歴書の手間が省ける

自分で就職活動をしていると、履歴書や職務経歴書等を毎回用意しなければならず、かなり時間をとられますよね。

リクルートエージェントは、データさえあればそのデータを使いまわすことができるので、かなりの手間を省くことができます。

就職活動について相談できる

就職活動を自分でしていると、いろいろと不安なこともでてきますよね。

リクルートエージェントなら、第三者に就職活動について相談することが出来るので、精神面でもサポートを受けることが出来ます。

まとめ

いかがでしたか?

一度足を踏み入れてしまうと、最悪の場合人生を棒に振ってしまう可能性もあるブラック企業。

もし入社後早期に転職をすることが出来ても、早すぎる退職は自分の経歴に傷をつけてしまいます。

就職活動の時点で、しっかりとブラック企業かそうでないかを見極めて、入社しないことが大切です。

人生の一大イベントでもある就職や転職。

きっちりブラック企業を見極めて、成功させてくださいね!