神奈川県在住、29歳、女性、ジュリーと申します。
私がちふれってどんな会社?辞めたい理由を列記してみる
私はちふれの美容部員として、百貨店に配属され、5年間正社員として勤務し、店長も経験しました。
始めに断言しますが、ブラック企業です。
特にここがブラック企業だなと思うところは、人手不足から始める負のスパイラルから抜け出せないことです。
常に人手不足→誰でもいいからとりあえず大量に採用する→問題行動を起こす社員が会社に居続ける→若手やモチベーションが高い社員がどんどん辞めていく→常に人手不足・・・・・・・・
この終わることなきスパイラルに疲れて、退職者が続出している会社です。
入社したら最後、その場しのぎの要員にされるだけで、心身ともに疲れ果てます。
常に人手不足
どの店舗も人手不足で、ぎりぎりの人数で売り場をまわしているため、派遣を採用してなんとか人員を確保している状況でした。
本来は、正社員がどうしても足りない時のヘルプとして派遣が出勤するのですが、常に人が足りないため、派遣は正社員とほぼかわらない仕事内容と日数で出勤していました。
もはやヘルプではありません。
取引先の百貨店からは、必ず1人は社員が出勤するという決まりになっているのにも関わらず、取引先に秘密で、社員なしの派遣だけで売り場をまわすこともありました。
本社に問い合わせても、「今回も人が足りないから、仕方がないね」と言われて終わりです。
おいおい、こんなその場しのぎの人員体制で大丈夫かと、いつもハラハラしていました。
このように派遣に頼り切った状況だと、突然へそを曲げて派遣に辞められると大変困るので、社員みんなでいつも派遣の機嫌をとったり、シフトを作る時の希望休も派遣が最優先となっていました。
そして社員の希望休は二の次になり、なかなか休みもとれなかったです。
本当に社員と派遣とどちらの立場が上なのかと問いかける毎日でした。
また、誰か体調不良などで急に休みになった時は、社員が代わりに出勤しなくてはいけないため、特に店長の時は休日でも、朝から気が抜けませんでした。
とにかく人が辞めるので誰でもいいからとりあえず大量に採用する
会社としては、なんとか人手不足を解消しようと、常に求人サイトに美容部員の採用募集が掲載されているため、定期的に新人が入ってきます。
ただ問題なのは、選考受けにきた人ほぼ全員と言っていいほどを採用してしまうのです。
面接は一回しかなく、採用の基準も未経験OKと低いので、人間性やモラルが低い人が入ってきてしまうことも多く、仕事ができるまともな人材が売り場にくることは本当に稀でした。
ミスをしても人のせいにしてり謝らない人や、遅刻が当たり前の人が入ってくることも多かったですが、人が足らず、売り場をまわすことが最優先なので、このような人たちと我慢して一緒に働かなければならず、これがとてもストレスでした。
問題行動を起こす社員は会社を辞めずに会社に居続ける
本社は採用の他にも、退職者を出さないようにするため、問題行動を起こす社員がいても、クビにせずに、注意をするだけで、容認していました。
例えば、売上金を盗む人、テスター商品を私物化してしまう人、遅刻をしてもタイムカードを改ざんしてなかったことにする人などです。
このような不正をしているスタッフがいると本社に報告しても、本社は本人に確認してみましたが、身に覚えがないと言っていました。と言われるだけです。
そもそも「あなた不正していますか?」と言われて「はい」という人がいるでしょうか。
結局不正をした人は本社から注意を受けて、他の店舗に異動させられるだけの対応で終わるため、他の店舗にいっても、不正を繰り返していました。
上記以外にも、入ってきた新人を全員辞めさせてしまうパワハラ社員、どこの店舗に異動してもスタッフと揉める社員、クレームをたくさん出す社員など、有名な問題社員は多くいましたが、どれも本社に報告しても、店舗異動をさせるだけで終了。
根本的な解決にならず、問題社員をすくすくと育てるような、その場しのぎの対応でした。
自分の店舗に問題社員が入ってきても、店長が自力で問題の社員の対応をしなくてはならず、人間関係のストレスで悩むことが多く、真面目に働いているのがばかばかしく思ってくる毎日でした。
若手やモチベーションが高い辞めて欲しくない社員がどんどん辞めていく
そんな悪環境の中でも、前向きに仕事に取り組む、モチベーションの高い社員も一定数いて、その人たちのおかげでなんとか売り場がまわっている状況でした。
しかし、そもそもどうして問題を起こす人と一緒に仕事をしなくてはいけないのだろう。なぜ不正をしているのに、自分とそんなに変わらないお給料がもらえるのだろう。そもそもこの会社大丈夫なのか?など考えるようになり、まともで優秀な方ほど1~2年くらいで転職してしまうケースが多かったです。
そして残るのは、定年までなんとかすがりつこうとしている40代50代と問題を起こす社員が占めるようになります。
そしてこの40代50代と一緒に仕事をするのも、本当にストレスが溜まるのです。
もちろんしっかり働いてくれる方もいましたが、ほとんどは口を開けば会社か誰かの愚痴ばかりでした。
そしてこの年代の最大の特徴はすぐに派閥をつくることで、間に挟まれるとお互いに派閥のどこが悪いかをぐちぐちと言ってきて、本当にやっかいです。
そんなに悪口を話す暇があるなら仕事をしてよ、と思う毎日でした。
愚痴ばかりで、いつでも辞めようと思っていると口癖のように言っているくせに、転職するほどの実力やキャリアはないため、しかたなくこの職場に居座るといった40代50代が多く、20代と30代の若手にとっては本当にやりづらい職場でした。
職場にいるこんなやつには気をつけろ
最後に私がこのブラック企業を経験して思うことは、職場での付き合う人は選んだほうがいいということです。
こんな人には近づかないほうがおすすめです。
やたら前職や経歴の自慢をしてくる
特に40代以降の世代に多いのですが、
聞いてもいないのに、こんなすごいことをしてきたと話してくる人は、あなたを自分の仲間にして、いうことをきかせようと企んでいるか、マウンティングをしている可能性があります。
そもそも自慢って、本当に仲がいい人以外は、自分と同じか下だと思っている人にする行動です。尊敬している人や自分よりすごいと思っている人にはしないですよね。
例えば、前職では有名企業にいた、個人売上で1位をとったことがある、など。
よくよく考えれば、今は違う会社にいるわけなので、わざわざ自分から言う必要なんてありません。
そんなヤツへの対処法
「なんで今そんなことを言うのですか?」ときょとんとした顔で質問してみる。
ただ、「そうなんですね」と聞き流すのもありですが、すごく癪ですよね。
なので、あえて質問をすると、向こうは一瞬びっくりします。
そもそも聞いてもいないのに、勝手に自分から自慢しているので、この質問はけっこう効きますし、向こうもうまく答えられません。
相手が少しいらっとした顔をしてきたら、「○○さんを見ていれば、きっと素敵なお仕事でしっかりと働いてこられた方なんだろうなと普段から感じてますよ」と笑顔で言ってあげれば、関係もギスギスしないので大丈夫です。
まとめ
ブラック企業とは、残業や、給料、休日などの条件面のことに注目されがちですが、人間関係もしっかりと注目すべきだと思います。まぎれもなく私が会社を辞めたいのは人間関係ですから。
仕事の人間関係は、1日のほとんどを一緒に過ごすため、どんな仕事観を持った人と働きたいか、若手が多い職場なのか、など考えることも大切だと思います。