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ブラック企業 体験談

【会社辞めたいエピソード8】本当は実名で訴えたいブラック企業・㈱コンベンションリ○ケージの実態がひどい

私は大阪在住、48才の女性、凛と申します。
私がかつて働いていたブラック企業・㈱コンベンションリ○ケージの実態についてお話ししましょう。

みなさんは、コンベンション業界のお仕事というのはご存知でしょうか?
転職活動してこの会社の求人票を見つけるまで、私は全く知りませんでした。

コンベンション(大型の国際会議)を開催するには、膨大な時間と手間がかかります。会議参加者は国内のみならず海外からも参加され、数百名〜1万名を超える規模の会議があります。その運営をサポートする会社のうちの1社が㈱コンベンションリンケージです。G20やサミットなどの政府系の会議、癌学会を始めとする医学会、製薬会社やIT企業の展示会などを手掛けています。

正社員としてこの会社に中途入社できた時は、とても嬉しかったのを覚えています。
身内や友人、前職の人にも「たまたま良いところに採用されて・・・」なんて言ってましたが、心の中では「こんなすごい会社に入れる私ってスゴイ!」なんて自惚れていました。

なんといっても国際会議や医学会の運営事務局で関わるお客様たちは、日本や海外のトップエリートの方たちです。官僚、医学会の頂点の方々、講演していただくのはノーベル賞候補の方など。その方たちと英語を使ってやりとりし、会議は一流ホテルや国際会議場での開催。自分がレベルアップしたような気分になり、それはそれは誇らしかったです。

しかし、入社して1ヶ月もたたないうちに「あれ?」と思うことが次から次へとでてきました。同時期に入社した人や、すこし前に入社した先輩と「なんかおかしいよね?この会社」という会話をすぐにするようになりました。

それでは私が体験した「ここがヤバイ!ブラック企業・㈱コンベンションリ〇ケージの実態」をお伝えしましょう!

入社3ヶ月で、新入社員、中途社員問わず、全員が謎の高熱をだす

私は前職でもフルタイムで残業も厭わずバリバリ働いてきた人間です。帰宅は深夜、出張も数多くこなし、体力には自信がありました。

この会社に入社して3ヶ月目にとある学会の開催がありました。私はその学会が開催デビューでした。前日の夜に行われた会議の途中から急に体調悪化、朝起きると38度の高熱がでていました。そして開催スタッフの仕事を当日ドタキャン。

上司は早朝にもかかわらずすぐに代わりの人員を手配し、後日平謝りした私にあっけらかんとこんな言葉をかけてくださいました。

「大丈夫!うちの会社、なぜか知らないけど、みんな入社して3ヶ月までに高熱だして休むから」

たしかに、同時期に入社した社員数人、全員同じような時期に高熱をだして突然休んでいましたね。ちなみにこの時、私は風邪を引いてませんし、次の日には熱は下がっていました。

パソコンが一人一台支給されていない(当時の話)

学会の事務局運営の仕事の9割は資料作成、メール応対です。華やかな業界ですが日々の業務は地味なものです。

なのに、一人一台のパソコンがありませんでした。

ではどうするのでしょう?

なんと上司が外出したすきを狙って、下っ端の社員がその上司のパソコンを使用して業務するルールがありました。承諾なんて必要ありません。空いていれば、使用してOK。早いもの勝ち!

もちろん上司が帰ってきたらすぐに他の外出している人を狙って移動。
外出した!チャンス!と席移動してファイルを開いた瞬間、ただの席外しで戻ってきた上司を見て、すごすごと別のパソコンを物色なんてこともありましたね。

運が悪いと大量で急ぎの仕事を抱えたまま、使えるパソコンが1台もなく途方にくれるなんてこともありました。

ちょっとメールを確認したいだけなのに、その読みたいメールを受信しているパソコンを利用している、超急ぎで鬼の形相で仕事をしている先輩を押しのけることもできず、もんもんとしたり。

学会用でパソコンを1週間〜1ヶ月程度レンタルしますので、そのパソコンがあれば1週間は自分のものとして確保できます。

ただし、週末は学会で使用するので、すべてのデータは消去。メールソフトはThunder Bird利用だったので、金曜日夕方にはバックアップ作業、月曜日朝には今週使えそうな別のパソコンを物色してメールのリカバリー作業を各20分ほどはしていました。
欠かせない毎週末の夕方と毎週初めの朝のルーティン作業。 

あぁ、なんて無駄な時間! 

常にタイトなスケジュール

昼間は社員のほとんどは事務局対応、学会準備のためのExcelやPowerPointで資料作成などをしていますが、上司は外出して、学会担当の先生方と打ち合わせの日々です。

上司の帰社にあわせて、夕方から社内会議が始まります。ピーク時は1案件1時間×3本ありますので、19時や20時から自分に振られた仕事のスタートです。

問題は振られた仕事の締切設定です。

会議の内容に基づいて提案書を作成するのですが、締切は3本とも次の日の朝9時なんてことがありました。
その提案書には見積書も必要なので、業者に電話して至急の見積書作成依頼です。

もう20時。こんな時間だと、もう帰っていないでしょ?と思いつつ電話してみると、ちゃんと担当者はいるのですよ。

「いつまでに見積書必要ですか?」 「もちろん今すぐ!」

社員名簿が存在しない

中途入社して驚いたのが、この社員名簿が存在しないということです。他支社の人とも関わりがあるので電話をするのですが、どの部署の人とかがよく分かりません。

私だけ配布し忘れているのかと思って、上司に確認したところ、

「すぐに人が辞めるから、作ってないのよ〜」と笑顔で言われました。

名簿の修正が追いつかないほど、社員が辞めるのですか!?

上司全員がなにかしらの持病をもっている

人間だれしも年を取れば、健康診断に引っかかることもあるでしょう。高血圧だとかメタボだとか、健康診断の結果をもらった後は、不健康自慢が始まったりしますよね。

このハードなコンベンション業界で生き抜いてきた上司達は、並の人間の体力ではありません。

でもこの会社の上司が全員もっていた持病(当時)。
メンタルヘルス系からくる病気が多かったです。帯状疱疹とか、なぜだか原因がよくわからないけど調子が悪いので通院しているとか。

30代〜40代とまだ若く、バリバリと働いていてみなさん充実していそうなのに、体はボロボロのようでした。

ブラック企業・㈱コンベンションリンケージを退職したいきさつは、次のようなものです。

転職活動でたまたま知って、業務内容を知って惚れ込んで入社した㈱コンベンションリンケージ。入社して1年ほど頑張りましたが、メンタルやられて、この会社を辞めました。それまで私はメンタル強いと言われてきて生きてきたので、自分でも意外でした。

休み明けに出社して担当のメールチェックをしていたら、メール受信に20分以上かかり、数百通もの処理しなければならないメールを見た瞬間、吐き気に襲われ、退職を決意しました。

その何ヶ月か前には、休憩にいこうと立ち上がった瞬間に、大量で超急ぎの校正がまわってくることもよくあり、トイレもろくにいけず、膀胱炎にもかかりましたね・・・。

そういえば、頭がぼーっとして白くもやがかかっているかのように頭の回転が遅くなったり、心臓が痛くなったりもしましたね・・・。

私以外にも、辞めると決めてから退職まであっという間の人が多かったと聞いています。
退職理由は、主に結婚(バリキャリ派で優秀な人ばっかりなのに)、メンタルやられて病気、あるいは突然上司に食ってかかってそのまま退社など・・・。

あのまま頑張っていたら、間違いなくうつ病になっていたと思うので、早めに辞めて大正解でした。

私が体験したブラック企業・㈱コンベンションリンケージは、傍から見る知的で華やかな会社です。
ですがその実態は、

「効率の悪い事務処理環境におかれ、常に締切に追われ、とにかく一人あたりの業務量が多く、体を壊したり見切りをつけて、人がどんどん辞めていく」ブラック企業でした。