せどりって何か
せどりとは何か。ご存知の方も多いかと思いますが「一言で言えば転売で稼ぐこと」を指します。
安く仕入れて、高い価格で売る。その差額を利益として得るビジネスになります。
以前は古本の売買を指す言葉でしたが、今はもう少し解釈が広いです。
家電や有名ブランド品などのアパレルグッズ、またはゲーム機や家具などより広い範囲の売買をせどりと呼ぶようになりました。
せどりのメリット
・特別なスキルがなくてもできる
・比較的すぐに結果がでる・わかる
・クレジットカードのポイントがたまる
・初期投資・経費が少ない
まず初めに、他の副業に比べて必要なスキルは少ない事ことが挙げられます。価値のある商品の目利き・センスれさえできれば十分稼ぐことができます。
また、仕入れて売るという行為だけで結果が出るので稼ぐまでの早さが他の副業に比べて圧倒的に早いです。ポイントとなる値付けさえ間違わなければ、出品したその日のうちに商品が売れてしまいます。当然のことながら売れないものは反省を生かして分析して改善をしていきます。
仕入の際にクレジットカードを利用することで仕入代金の支払いを翌月に回して、支払いのサイクルを有利にするのもコツの一つです。さらに、貯まったカードのポイントを次の仕入に充てたり、マイルに変えて旅行したりしています。驚くべきことに、上級者の中には旅行先で仕入れたものを転売して、旅行費用を稼いでしまう猛者もいます。
せどりのデメリット
・資金繰りが必要になる
・在庫管理の手間がかかる
・梱包や発送の手間がかかる(有料でアマゾンに委託可能)
・固定客がつきにくい
ある程度の規模で仕入をするようになると、自宅だけではスペースに限りがあるため、在庫管理が必要になります。また、始めのうちは商品の梱包や発送に苦労するかもしれません。しかし、有料サービスを利用すれば梱包や発送はアマゾンに代行してもらうことができます。サービスをうまく活用して自分の手間を減らしていきましょう。
せどりの始め方
まずは、どんなサービスで売るかを決めましょう。販売ツールはいくつかあります。ここではメインとなるメルカリ・Amazonマーケットプレイスの特徴についてまとめます。
メルカリ
身近にある1点しかないものを売るのに適しています。販売代金の10%が販売手数料としてかかります。多くの場合、送料も別途販売者が負担する必要があります。メルカリ便を使えばコンビニ持ち込みで匿名で発送することができます。
また大型商品であっても、大型メルカリ便を利用すれば、配送業者に自宅まで取りに来てもらえます。この場合、梱包は不要のため作業負担が少なくすみます。スマホさえあれば、商品の写真を撮ってすぐ出品できます。
Amazonマーケットプレイス
まずはマーケットプレイス(月額4.900円)への登録が必要です。またFBAというサービスを利用すれば、発送業務や代金回収をアマゾンに委託できます。利用の仕方によって料金が変わるため、詳細はマーケットプレイスアカウントを作成してから確認してみましょう。
販売のための手数料は掛かりますが、自分の業務負担を減らし販売点数を稼げるため、効率的に仕入れ業務に集中することも可能になります。
仕入れの流れ
仕入れる前に、商品の情報を調べましょう。様々なサイトでの出品状況を調べたり、商品名で検索をかけて相場を知りたいならオークファン、商品のバーコードで相場を知りたいならせどりすとがおすすめです。
過去の売れ行き、最安値の推移、商品のランキング、出品者の数なども調べるとどんな商品をいくらで仕入れれば良いか?を考えるための参考となります。仕入れ値と販売価格に差が出せるようであれば、仕入れましょう。
仕入先
仕入先は近くのリサイクルショップや、量販店のセール品棚など、あらゆるお店が対象になります。お得な商品がないか目を光らせましょう。
また、古物商の免許をとれば、一般の人が参加できない古物市場に参加することができます。古物市場では、定価の10分の1で仕入れできることもあるため、本格的に始めたい場合には取得を目指しても良いかもしれません。
古物商の資格
古物商資格を持っていなくてもせどりは出来ますが、取得すれば以下のメリットが得られます。
・古物市場への参加が可能になる
・一般の人からの買取ができる
警察署に申請して、2万円ほどの費用を払えば比較的簡単に取得できるので、せどりを続けていく予定がある人は検討しても良いでしょう。
せどりで販売できないもの
せどりでは、自動車や大型家具であっても配送さえできれば何でも売ることが可能です。
しかし、中には以下のように販売できないものがあります。
・家などの不動産
・ペットなどの生き物
・保存のできない生鮮食品
・情報商材
上記の商品はあまり仕入れることもないかもしれませんが、販売サイトの規約をよく読み、取扱いが禁止されている商品を仕入れないよう気をつけましょう。
値付け
当然ですが、せどりによる収入は完全な出来高になります。つまり、せどりのコツは「利益の計算」と「経費の節約」に掛かっています。
せどりにおける利益の計算方法は以下のようになります。
【値付け】ー【仕入価格】ー【運賃などの経費】=【利益】
値付けは、オークファンやせどりすとで調べた相場と掛かった経費を参考にしましょう。経費には運賃以外にも倉庫代や仕入にかかった交通費なども含まれるため、利益が少ない場合には、節約できるところはないか?と見直してみても良いかもしれません。
梱包・発送
出品した商品が売れたら、梱包・発送作業です。梱包材は商品に合わせて使い分けるべきですが、どんな商品にも共通して必要になるのはエアキャップ(通称プチプチ)・ダンボール・布ガムテープです。商品が売れた時に慌てないよう、あらかじめ用意しておきましょう。
小さい・軽い・薄い商品(Tシャツ・アクセサリーなど)は封筒を使うなど、運賃を少しでも節約ができる梱包を選び、壊れ物を梱包する時には運送時に破損がないよう、細心の注意が必要です。
発送には様々な手段があります。一般的なものだけ並べてもこれだけの種類が。
【A4より小さな商品】
クリックポスト:一律164円
ゆうパケット:250円〜
ゆうメール:180円〜
レターパックライト:一律360円
レターパックプラス:一律510円
普通郵便(定形、定形外):82円〜・120円〜
スマートレター:一律180円
ネコポス:ヤフオク・メルカリなどサイト経由で利用。195〜205円ほど
宅急便コンパクト:594円〜+専用ボックス代65円
A4より大きな商品
ゆうパック:680円〜
ヤマト運輸宅急便:907円〜
ヤマト便:2345円〜
飛脚宅配便:756円〜
飛脚ラージサイズ便:2376円〜
最もお得な発送手段を見つけたいなら、送料の虎で荷物のサイズや重さ・宛先地域を打ち込んで調べてみましょう。様々なサービスの送料や保証が比較されるのでとても便利です。
儲けるための戦略
販売に慣れてきたら、独自の戦略を立ててみましょう。例えば以下のような方法があります。
話題になりそうな商品を前もって仕込む
公開前の映画に関連する本やDVD、ゲームをあらかじめ仕入れておき、公開直後に販売することで一定の需要を取り込むことができます。
季節による需要の変化を先読みする
沖縄や九州で仕入れた処分価格のヒーターを北海道で売ることも可能です。
また、逆に北海道で扇風機を仕入れて沖縄で売ることもできます。
プレミア商品に絞って仕入れる
本や、ゲーム、CDなどの中にはすでに絶版になっていたり、生産が終了しているため普通のお店では手に入らないものがあります。それらのアイテムは、レア度や人気に応じてプレミア価格がつく場合があります。
例えば、日本マクドナルドの創業者である故・藤田氏の著書「ユダヤの商法」は現在では絶版のため、1万円を超える高値で取引されることもあります。
よくあるトラブルと対策
商品が届かない
送り状の番号管理をしっかりとおこない、紛失保障がある運送会社を使うなどしましょう。
届いた商品が壊れている
割れる可能性があるものは、保障があるメルカリ便やゆうパック、ヤマト便などを利用しましょう。
言いがかりで返品される
まれにこちらに非がなくても商品が返品されることもあります。少しでもクレームになりそうな傷、汚れ、付属品などに関する説明は、販売前に詳しく説明しておきましょう。
また、毅然とした態度で交渉に臨むことも大切です。
せどりに向いている人
誰でも始められるせどり。特に向いている人はこんな人かもしれません。
・1週間のうち、少なくとも半日程度のまとまった時間を仕入のために空けられる人
・すぐに売れなくても、根気強く試行錯誤を続けられる人
・買い物が好きな人/よくネットフリマやオークションで買い物をする人
・マーケティングに知見のある人
どんな商品に需要がありそうかアンテナを張り、利益がたくさん出る掘り出し物を見つけてみましょう!
▼管理人より
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