「新潟県在住、35才、女性、amiyumi」
工業内で働く製造の仕事。機械を相手に黙々と仕事をこなすため、会話が苦手、人付き合いが苦手な人たちが働いている印象がありました。
気を抜けば大きな怪我をしかねない危険度の高い業務内容。冷暖房がない環境の中、一日中、立ち仕事のため体力を使い、社員の労働条件はあまり良くありません。すでに大半の人がこの会社まずい、辞めたいと思うはずです。
ここにセクハラが加わったら…女性社員は耐えられませんよね。どこまでが許容範囲なのか悩んでいる人もいるでしょう。今回は、私が勤務をした製造業界のセクハラにまつわるお話をしたいと思います。
「セクハラ企業に入社」
高校を卒業してすぐに大手の電器メーカーの元請け会社に、18歳で事務員として入社しました。自宅からも近く親会社が大企業とあってか、給料も年間休日も大企業並みの待遇でした。
会社は施設照明・インテリア照明・屋外照明といった器具の梱包材をメインに扱っています。照明器具といっても一般人が気軽に購入できる商品ではなく、電気工事店向けや技術者向けの品物を扱う会社です。
事務所と工場が併設していたため、製造業に近いかもしれません。
ほかに照明器具の取扱説明書の管理、器具用ラベルの管理もありました。
新人教育中に任された仕事は、品質管理と商品図面の設計でした。さらに取扱説明書の管理も任されました。この時の上司もまたセクハラ上司だったのです。
「平社員上司によるセクハラ」
上司といっても課長や部長といった肩書はなく、平社員として働いていた人です。離婚歴があり、ストレスで胃潰瘍になった経験があると本人から聞いていました。声にハリもなく指導者には向いていないオーラもありました。
新人教育中は、パソコンの使い方、図面の見方、書き方、製品チェックの仕方など細かく教えて頂きました。
業務内容を丁寧に教えてくれる人でしたが、神経質な性格のためか、細かい部分が気になる印象はありましたね。
ある日、製品のチェックの仕方を教えてもらうため、男性職員が工場内で「いいか?これは…」といって縦膝になる形で腰をおろした時がありました。
私も立ったまま説明を聞く訳にもいかないので、すぐにしゃがみました。
すると男性社員は「お前…風呂上がりの香りがするな~」「毎日、出勤前に風呂に入ってから会社にくるのか?」と言ってきたのです。
残念ながら私は夜風呂派。朝にシャワーを浴びるスタイルではなかったので「朝にお風呂は入りませんけど」と答えました。
すると「この香りは髪の毛の香りか?服か?」と言ってきました。
正直、気持ちが悪い発言だな…と思いましたね。
女性事務員はエアコン環境下の中で仕事をしているため涼しいのですが…
工場内はエアコンがついていないので、夏場は暑く働いている人は過酷な環境です。
蒸し暑い環境化の中で「お風呂上がりの香り」がする…と言われた時は鳥肌が立ちました。
「セクハラ上司とスーパーでばったり出会った」
仕事が休みだった日曜日。当時、交際していた人とスーパーに買い物をしていた時に、平社員でもありながら上司でもある社員とばったり出会いました。
私の私服は、体のラインが分かりやすいTシャツ、スリットが入ったタイトスカート、ヒールのサンダル姿でした。
上司も交際しているだろう女性と一緒に買い物に来ていた様子でした。挨拶程度の言葉を交わしただけで、すぐにそのスーパーを後にしました。
次の日に出勤をして「おはようございます」と挨拶すると…
前日にスーパーで出会った上司から
「お前の私服ってエロいな~」
「太ももが見えるようなスカートをはいて…」
と言ってきたのです。
私は「いつもの私服ですけど?」と答えると
「いつもあのような服をきているのか?」
「あの後、彼氏とは寝たのか?」
とまで言われました。
当時、流行っていた服だったためか、自分の中ではエロさを意識したつもりはありません。
交際していた彼氏からも「エロい」と言われたこともなかったのでビックリしました。
その日、彼氏とは何もしていないので、上司の予想は見事に外れ。彼氏との交際歴は長いため「会うたびに体の関係がある訳じゃないんだけどな…」と思いました。
上司から見れば、エロいのかもしれませんが、なぜ、スリットのスカート=セックスにつながるのか理解できませんでした。
「下ネタ大好きな男性職員も」
工場内で働く男性社員の中でも「下ネタ」大好きな人もいました。嫌いな人はついていけないと思いますが、会話はすべて下ネタ。テクニック話しや男性の意見として私も勉強になった面もあります。
ユーモラスもあり、会話をしていても飽きない人でしたね。
私も下ネタは嫌ではなかったので、過激な内容でも平気な部分はあります。
いくら下ネタでも誰でも会話OKではありません。特定の男性社員だけと会話をしていたつもりでしたが…
自分の振る舞いでほかの社員が「この人は下ネタOK」と勘違いしてしまった部分もあるのかなと思いました。
「いつも肩を触ってくる課長」
勤続年数が立つにつれて、設計担当の課長が私の上司になりました。
課長は落下試験を担当するなど敏腕なのですが、頼りがいがなく人前ではかなり緊張するタイプです。
態度も男性の割にクネクネしています。同じ工場内で働く女性と交際していると聞きました。独り言がとにかく多くてブツブツ会話していますが、優しく怒っている姿は見たことはありません。
机は隣同士でしたが「これ、○○日までに作っておいてくれないか?頼むよ!」といった時に必ず肩を叩いてくる人でした。
肩の叩き方も「ポン!」と軽くではなく、上から押さえつけるような叩き方。
給湯室でお茶を作っている時も肩を、叩かれたこともありましたね。
「肩がいたいから辞めてほしい」が率直な意見です。
課長は誰に対しても肩を叩いていたので「しっかりしてくれよ!」と気持ちを込めた表現なのかとも思いました。
「仕事を辞めたいと思った瞬間」
休日に車を運転していると、急にお店の駐車場から飛び出してきた車とぶつかりそうになりました。あわててブレーキを踏むと目の前にいたのは同じ職場で働く男性社員でした。
男性社員は車を運転している時に私を見つけたらしく自分に気がついて欲しかったのか、わざと飛び出したらしいのです。
同乗していた彼氏は「あそこまでする必要ある?」「お前の会社、ストーカーみたいで気持ちが悪い」と言っていたのが印象的でした。
「セクハラ企業から逃れる方法とは」
製造業の場合は、業務範囲が狭さに原因があると思います。長時間同じ場所で働き、冷暖房の環境がない中、細かい作業を必要とします。男性社員のストレスは半端ないと思います。
女性が多く働いている部署も限られているため、異動ができないのであれば苦痛であれば退職するしかないと思います。
私が働いていた会社は、上司、社長がセクハラをしていました。辛いとは思いますが、企業を訴えて時間をつぶすよりも、退職をして女性が多く働いている会社に勤めた方が得策だと思います。
「まとめ」
製造業は工場内という空間で、会話も少な中、黙々と作業をこなす仕事です。
男性社員も大きなストレスを抱えていると思います。ストレスを発散するために女性社員にセクハラに近い行動になってしまうのかもしれません。
製造業は男性社員の割合が多いので、会話や態度でセクハラと感じてしまう女性社員もいるでしょう。実際、働けば働くほど、我慢すれば我慢するほどセクハラの度合いはエスカレートしていきます。もし、あなたもセクハラで悩んでいるのであれば、すぐに転職をおすすめします。