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【新説】マジモンのブラック会社がコロナショックに陥らない3つの理由

コロナウイルス感染拡大の影響で日毎に社内勤務メンバーが激減する中、当たり前のようにテレワーク対象者から外されました。ホワイト会社の中でも扱いはやっぱりブラック、見殺し社員newginです。

上司の独断で「見殺し社員」を決め打ちする会社が本当にホワイトなのがどうなのかはさておき、4月に入ってますます深刻さを増してきたコロナウイルス。皆さんの会社は大丈夫ですか?。

飲食業や宿泊業の人たちのように「仕事ができない」訳ではないので贅沢は言えないのですが、newginの職場でもテレワーク勤務者の増加や仕入先の休業など業務に支障をきたす、さざまざな影響が日々拡大しています。

売上は確落ちてんのに業務量だけ爆増ってなんなんでしょうね。(やべぇ・・環境が確実にブラック化し始めてやがる)

そんな恩恵0で業務量と感染リスクだけ大幅に増えている生贄担当のnewginですが「いやまだ恵まれているほうだ。過去に勤めてきた超A級のブラック会社にそのまま勤務してたら、きっとこんな境遇じゃ済まされないぞ」と今の自分を納得させるための禁断の魔法「自分より下の環境を見て自分を安心させる」を発動したところ・・・衝撃の真実にたどり着いちゃったんですよね。

「あ、そっか。マジモンのブラック会社にはコロナウイルスの影響あんまり関係ねーんだな・・・」と。

地球規模で被害を拡大するコロナウイルスの影響を受けない会社なんてこの世に存在するのか?
今回はまだ誰も語ったことのない、いや考えようともしなかった(そりゃそーだ)コロナウイルスに屈しないブラック会社の不思議な強さについてご紹介していきたいと思います。

もしかしたらコロナウイルスと経済活動を両立するヒントが隠れているかもしれませんよ・・・。

【事実 その①】 そもそも時差出勤になっている

サラリーマンにとって最もコロナウイルスの感染リスクが高いのは言わずもがな「3蜜の権化」こと通勤電車。
そこでの感染リスクをできるだけ減らそうと、多くの会社が採用しているのが「時差出勤」ですよね!

「確かに混雑は緩和されているけど人気飲食店の店内くらいに混み合ってますけど?」でおなじみの時差出勤ですが、社員の命の10倍、いや100倍経済活動を重視するブラック会社ではこんなシステムですら「導入されるわけないじゃん」と勘違いをしているあなたはちょっと古い、と言うかちょっと甘い。

それが「時短勤務」であればそりゃブラック会社での導入はあり得ないのかもしれませんが、なんせ「時差出勤」ですからね。社会通念と同調するといった倫理観のないブラック会社にとっちゃ問題ナッシングです。

「遅く来ていいけど遅く帰れよ」「早く来てもいいけど帰るのは遅くな」とか、もはやジャイアンからしか聞けないような名台詞もブラック会社じゃ当たり前に通用しますからね。(いや、当たり前ではない)

とまぁただの妄想の域をでない悪口はさておき、ブラック会社の時差出勤についてお話していきましょう。

ブラック会社における時差出勤の定着は意外に早く、newginが大学卒業後働き始めた20年前にはすでにがっつり実行されてました。
働き方が最も進んでいると言われるアメリカやヨーロッパの一流企業よりも早く、なんなら「新型コロナウイルス」という言葉が世の中に認知されるよりずっと前の話ですから衝撃的ですよね。

衝撃的なのは早さだけじゃありません、その内容も極めて革新的。今現在日本の多くで行われている「カタチだけ時差出勤」のような中途半端な時差出勤ではない「キレッキレの時差出勤」が定着しちゃってるんです。(ちゃってる?)

現在日本の多くの企業で現在導入されている「時差出勤」の多くは通常勤務時間の1時間から2時間前後の間で勤務時間をずらすというものですが、newginが10年血反吐を吐きながら勤め上げたブラック会社の場合、出社時間はだいたい早朝の6時から7時で退勤は早い日で23時すぎ。

ざっと見積もっても通退勤のピークから3~5時間もずらした完全オフピークの「時差出勤」が恒常的でしたからね。(おーい、それ世間が言ってる「時差出勤」じゃねーぞぉー!)

ピーク時の電車乗るなんてそんな(夢みたいな)環境をイメージすることすらなかったですし、2m程度のパーソナルスペース確保も簡単です。

ブラック会社勤務のデメリットに全部目をつぶって「電車内でのコロナウイルスの感染抑制」という観点だけでみればブラック会社勤務している人の感染リスクは「かなり低い」と言っても過言ではないんじゃないでしょうか?。帰宅しても家族とっくに寝てるから、家族との濃厚接触も抑えれられるしね。すげーよブラック。

このブラック会社型時差出勤の唯一の欠点は「感染リスクに反比例して過労死リスクは高まる」ってとこだけど、非常事態宣言出てるんだから、今だけはそんな勤務体系もありなのかもしれませんね。(100%なしだよ)

【事実 その②】そもそもテレワークしちゃってる

時差出勤の次のステップ。確実に感染リスクを軽減することから注目を集めているのがいわゆる「テレワーク」ですね。

欧米諸国と比べてその導入が遅かった日本でもコロナウイルス感染拡大の影響を受け、一気に拡大を見せています。切羽詰まってからじゃないと動けないとか本当にもうっ・・・俺かよっ!

でもね出勤時間を変えればそれなりになんとかできる時差出勤と違って、そこそこの準備期間が必要なのが「テレワーク」。「パソコンだけありゃとりあえず仕事できるでしょ」てな具合でスタートした結果、蓋を開けてみれば社内にいないとできない仕事が次々表面化して、社内組みどころか社外組みからも不満が噴出。
気づけばテレワーク勤務になってるはずの社員が2日に1回会社に顔を出すという「非常事態」ならぬ「異常事態」が発生する会社なんてのもあるようです。(いや100%うちの会社だよ!)

そんな導入ハードルの高い「テレワーク」ですが、実はマジモンのブラック会社社員ならばその障害はほとんどありません。

終電間際にバタバタ机片付けてるタイミングで「おー、言い忘れてたけど、お前明日からテレワークな」と無理ゲーぶっこまれてもなんとか対応できるくらい、スムーズな移行が可能なんです。

そもそも論になりますが、毎日残業しようが休日出勤しようが追いつかない業務量を、抱えさせられるのが真のブラック会社。「(追いつかない分は)いつやるの?」「自宅でしょう」。と言うわけで、自宅で仕事をしない限りとてもじゃないと回せないブラック社員の自宅には会社の仕事を自宅で遂行するための環境が整っていて、とっくにトライアルも済んでるのが当たり前です。

newginの経験で言えば「インフルエンザで会社は休むけど、今日中に提出の得意先への提出書類は自分でやるしかない」とか「親族のお葬式に参加してる最中にがっつりクレーム処理を丸投げされる」など、感染してるか感染してないかわからないコロナウイルスなんかよりよっぽど過酷な環境でテレワークのトライアルしちゃってますからね。(ちゃってるのね)

「コンプライアンス的な部分はどうするの?」ご心配なく!
ホワイト会社でテレワーク実施をする場合に障害として立ちはだかる「個人情報」の取り扱いなどに対して明確なルールがないのが真のブラック会社。もう自由自在に持ち帰りたい放題ですよ、そんなもん。(いや堂々と言ったらあかん!)

だいたいオフィスに出勤するメリットって「チーム間の連携が強化される」からであって、チームで動くことより個の力で仕事をこなしていくことに長けたブラック会社社員は出勤なんて制度そもそも必要なかったのかもしれません。

唯一できなくなることといえば「社長の罵声を浴びる」ことくらいだけど・・・全然いらんなぁ。

【事実 その③】「必殺の逃げ道」が手にはいる

ここまでは勤務体系を維持・キープできるというポイントでしたが、実はこのコロナウイルス感染拡大、ある意味マジモンのブラック会社にとってともすれば追い風に変わることすらあるのです。
最後にそのポイントを紹介しましょう。

ブラック会社社員が、なぜそんなに忙しいのかと言うとその理由の一つに上がってくるのが「クレーム対応」です。

ブラック会社では人が恒常的に不足していて1人の抱える仕事量が膨大なので、個人個人が自分の回すのに精一杯で納期はギリギリ。どんなに重要な発注でも「セルフチェックでGO!」といった具合なので、当然のようにミスが乱発します。

そしてそのひとつのミスから発生するクレームの対応によって、ただでさえギュウギュウの業務が更に圧迫され、どんどん深みにはまっていく、、というのがブラック会社では「あるある」の悪循環なんですよね!(知らんがな)

ブラック会社社員にとって日々のルーティンとも言えるこの「クレーム対応」ですが、こいつが非常に厄介。
通常のビジネスが50:50の関係で成り立っているとするならば、クレーム対応時の関係は0:100。完全に「勝者と敗者」「王様と下僕」のような関係に様変わりするため、基本的に相手の言いなりに動かないといけません。

「誠意を持ってお前が直接倉庫までもってこい」と言われりゃ22時回ってようが自分で車走らせなきゃいけないし「明日までに原因解決のレポート出せ」と言われりゃ徹夜してレポート出すことだってありました。(たまーにしかミスを犯さないホワイト会社さんには相手もこんな非情なこと強いてこないでしょうけど、ミス常連組のブラック会社には強いてくるんです、マジな話)

そ、、こ、、で、、です! 重要なポイントはここ!

今、この状況で何らかの自社のミスによるクレーム、例えば「納品の遅れ」や「受発注の間違い」を発生させてしまったとしたらどうします(ブラック社員になったつもりでお答えください)

そうなんです!今なら「コロナウイルスの影響」を理由にしときゃ、なんかそれっぽい言い訳がすぐ完成するんです!

納品遅れの場合は「仕入先もいっぱいいっぱいで資材がなかなか入ってこないんですー」とか「配送業者もパンク状態で中継センターで荷物止まってるようなんです」とか言っとけば自分の責任じゃない風に仕上がりますし、明らかに社内のミスってバレバレの案件でも「在社勤務への切り替えなどで社内がバタバタしておりまして」などと言えば「そっかーウチもそうだよ。こんなご時世だから仕方ないよね」と、平時と比べてクレームの強さが3割カットくらいになるに違いありません。

newginがブラック会社の社長だったら今日の朝礼ですぐに号令出しますよ「これから発生するクレームは全てコロナウイルス感染拡大が原因だと返答しなさい」とね。

天敵とも言えるクレームに対抗できる兵器を手に入れたブラック会社にとって、今はまさに「鬼に金棒」状態(「鬼」って言葉も「金棒」って言葉もすげーしっくりくるんですけど)。
なんなら今日本全国のブラック会社で生産性が爆上がりしている可能性大なんです。

この突如発生したブラック会社限定の「コロナ特需」。ブラック会社の経営層は「コロナウイルスこのまま収束すんな!」なんて不謹慎なこと思っているんじゃないでしょうかね?

最後に

いかがだったでしょうか。今回はコロナウイルスに屈しないブラック会社の強さを紹介させていただきました。

いつも底辺に見られがちなブラック会社の社員ですが、そもそもホワイト会社社員たちが体験したこともない過酷な環境での仕事に慣れているので、環境の悪化には著しく強いんですよね。(ある意味生存ピラミッドの頂点にいるのがブラック会社社員なのかもしれません)

今後新型コロナウイルスが「ゆとり社員経由」「ホワイト社員経由」で爆変して「1日5時間以上寝たら感染リスクが高まる」とか「日常のストレスが低いほど重篤化しやすい」なんて進化を遂げてきた日にはもうブラック会社社員の独壇場。ブラック会社が日本経済を回す日が来ちゃうかもしれません。

ま、、そんな悪夢のような状況にさせないためにもコロナウイルス感染抑制はすっごく大事なんですよね!

というわけで今回はこの辺で。

今日も朝からずっと咳払いしてる上司(なぜこいつ堂々と出勤してるんだ?)と席を並べての仕事を強いられたnewginでした。(いやマジで生贄じゃん)