これを励みに記事を更新しております。 是非、記事を読む前に応援クリックをお願いします(*ノωノ)
転職活動ランキング
ブラック企業 体験談

地方銀行の闇・続編!モンスター上司たちのアレコレをここに記録しておきます!

私が体験した銀行業界のブラック企業

こんにちは!四国在住32歳女の「みんみん」です。この令和の時代においてもまだまだブラック企業ってものが横行していますね。
かく言う私も約10年、銀行という名のブラック企業に苦しめらてきました。

話し出すとキリがないほどにネタが満載なので今日は私が出会った「モンスター上司」に焦点を当ててお話ししたいと思います。良かったら聞いてください。

1.歩く六法全書「ぶうちゃん」

まずご紹介したいのがウエスト109cmを誇る副支店長の「ぶうちゃん」。コンプライアンス室という本部からやってきた、法の番人です。

彼は何よりも法律を大切にし、小脇に六法全書を抱えリスクを最小限に抑えることを生きがいに行員生活を送っています。

銀行員たるもの常に法律が絡むリスクと隣合わせ。そんな中、彼のような存在はかなり心強いのではないか?と思われるかもしれませんが、んなわけがなかったです。

銀行は常にノルマというものが付いて回ります。毎期毎期、期初になるとだいたい1人当たり1億~2億ほどのノルマ獲得が命じられ、苦しみながらも毎日奔走するのですが、こんな苦しい状態の中でどうやってモチベーションを上げられるのかと言うとそれは上司からの評価です。つらくても上司から「すごいやん!」「頑張ったな!!」の一言でなんだか少し心が軽くなるもんなんです。

しかしこのぶうちゃん、保険や投資信託などのリスク性商品を獲得すると「何してくれとんねん!!投資信託は元本割れリスクがあるんや!もし後から訴えられたらどうしてくれるんや!ワシは判子押さん。」とおっしゃるのです。

そのような商品を獲得すると支店内上司たちに回覧され決定印のようなものを押してもらいます。ぶうちゃんが認めてくれないと本部に提出できません。

毎度毎度誰かしらが、リスク性商品を獲得するとこんな感じでひと悶着あるのです。

リスク性商品を案内する際に相手が高齢者の方などの場合はご家族の同席を依頼し、商品案内をした状況、その時のお客様の発言、様子、本人・ご家族にしっかり理解や納得をしてもらえたのかを詳細に残す必要があります。

またなるべくこちらもお客様にご案内する場合は可能な限り行員2人態勢で対応させていただき、後から何かあっても詳細を思い出せる状況にするよう心がけています。

行員自身も後からトラブルになるリスクは十分理解しているため、そうならないように細心の注意を払っていますが、ぶうちゃんは何よりリスク性商品の書類に自分の判子が残るリスクを恐れ押してくれません。

モチベーション云々の前に仕事になりません。結局ぶうちゃんはあっという間に本部に戻されていきました。あとあと聞くとぶうちゃんは過去にパワハラで行員から訴えられたことがあり、そのような経緯から極端に訴えられることを恐れていたのかもしれません。

2.無責任上司「メガネさん」

続いてご紹介したいのが、私の直属の上司だった女課長「メガネさん」。おかっぱメガネといういで立ちから真面目としか見えないのですが、ただの見かけ倒しでした。行員歴は25年というベテランではありますが、頭の中身はいつまでも新入行員。びっくりするほど知識と責任感がないのです!!

銀行は1人で完結する仕事ではなく、必ず実施者の他に検閲者がいます。いつも自分が実施者になった場合は美人の爆乳主任に検閲を依頼出来るのですが、爆乳主任がお休みの際はメガネさんに依頼するしかありません。

私がその支店に異動してきてから初めて爆乳主任がお休みしたとき、メガネさんに検閲を依頼しました。

メガネさん「私この書類の見方よく分からんのや」(囁くように優しく発する声)

私「えっ?これ手数料計算してるだけですけど、毎月ある仕事ですよね?」

メガネさん「でも私は知らんのや(ドヤっ)」(囁くように優しく発する声)

私「でもこれ誰でも知ってる仕事だと思うんですけど…」

メガネさん「私は、知らんのや」(囁くように優しく発する声)
見かねた同期がぶち切れながら書類を確認しメガネさんにこう言いました。

同期「この書類合ってますから判子押してください。それから部下に向かって私はこの仕事知らないとか平然とした顔でよく言えますね。恥ずかしくないんですか!?」と。

メガネさんも全くトーンを落とさず

メガネさん「でもこの書類な、いつも私のとこまで回ってこんのや」(囁くように優しく発する声)

同期はもう時間の無駄だと感じたのか諦めて自分の席に戻っていきました。私はこの瞬間エライところに転勤してしまったなと感じました。

最初こそなるべく大人しくやっていた私でしたが、このメガネさんの何一つ仕事を知らない、やらないっぷりに日々疲弊するようになりました。

一番衝撃的だったのが窓口対応していたときのこと。

お客様から振込手数料のことでクレームのようなことがあったんですが、通常であれば後方から課長などの上司が飛んできて対応してくれるんですがこのメガネさんんの場合

メガネさん「ごはん食べてくるからね。なんかあったら声かけてね」

とそそくさと立ち去っていきました。

いや今現在なうで、なにか起こってますけど!?

後方にいたパートさんが呼び止めましたが、聞こえないふりなのかそのまま消えていきました。

もう目も耳も悪いんかい!!!!(いや聞こえないフリか)

結局爆乳主任が対応してくれて事なきを得ました。私たち女子行員は全員その瞬間メガネさんは敵!!と心が一つになりました。

このメガネさんとの攻防はその後本部を巻き込むほどのトラブルに発展していきましたが、かなり長くなりますのでまた別の機会にお話ししたいと思います。

3.絵に描いたようなパワハラ支店長「進撃の巨人」

ラストを飾るのはパワハラ支店長「進撃の巨人」です。話す相手の首が痛くなるほどの巨人である支店長。その見た目も怖いのですが中身はもっと恐ろしいです。
この「進撃の巨人」の存在が、退職しようかなと悩んでる私の背中を押してくれたのです。

私が退職しようと心に決めたきっかけ、それは同期の妊娠でした。先ほどのキツめの同期ではなく少し気の弱めな同期なんですが、彼女はマネーアドバイザー(MA)という係を担当し、支店内でメインで営業担当する行員です。

進撃の巨人はさきほどのぶうちゃんと打って変わり、リスクなんて恐れずどんどんとにかくノルマを達成して!獲るまで支店に帰ってくるな!というタイプ。

新任支店長として私たちの支店に異動してきたのですが、とにかく支店長としての箔をつけようとお客さんにも割と強引に営業してました。なのでこの進撃の巨人はMA同期に無茶難題を日々吹っかけていたのですが、そんな中での妊娠。

おめでとう!という言葉もなく「これからどうするつもりなんや!」とドスの利いた声でMA同期を追いつめていきました。

もちろんMA同期は既婚者ですし、いつ授かるかなんて分かりません。いつ何かあっても支店内が上手く回るようにあらかじめ采配しておくのが上司の役割なんではないでしょうか?

MA同期は本格的なつわりが始まりなかなか仕事に来られない状況になりました。ですので私がMA代理として係替えとなったのですが、引継ぎもない状況のためなかなか獲得できずかなり成績が低迷し始めました。

そんな中、進撃の巨人が誰かと電話で話していたのが聞こえたのです。

進撃の巨人「引継書書いて。つわりがあってもそれぐらい書けるやろ。こっちも困るんや。責任とって」と。

私は怒りで震えそうになりました。その前からMA同期が「妊娠したからこの支店から籍を除けて休職するか退職するかを支店長から迫られてる」と泣きながら話してるのを聞いていたので。

この時代にまだそんな人種が存在していることに驚きを隠せませんでした。もうこの支店長がいる限りおちおち妊娠もできないなと感じ私は退職を決意したのです。

今回紹介したのは私の約10年間の行員生活に彩りを与えてくれた代表3名なのですが、ほんの一部にすぎません。今回も文字数の関係上強制終了となりますが、また機会があれば、この際限なく生み出されるブラックネタをぜひ聞いてください。