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メンタル対策

地元リサイクルショップの激務!私を救ったストレス解消と気分転換のコツを伝授します

20代後半、女性、natsuko_kptoと申します。

2013年4月、高校を卒業したばかりの私は、地元のリサイクルショップに就職しました。
入社当初は定時の10時に出社し、休憩もお昼の1時間と、15分休憩が4回の計2時間。そして定時の20時に退社が普通でしたが、入社後半年ほど経った頃から、少しずつ勤務時間外の職務を回されるようになりました。
お客様から買い取った商品を店頭に並べるためのクリーニングや、閉店後のレジ締、店内の清掃など、業務は多岐にわたりました。開店中の10時から20時はありがたいことにお客様が絶えることも少なく、勤務時間外に上記のような業務を行うのが、先輩社員たちの中でも当たり前になっていました。2時間の休憩も、満足に取れることはまずありません。1時間取れたら奇跡に近いくらいでした。
勤務時間外の就業はあったものの超勤は認められず、残業手当が出たことは、およそ3年の勤務の中で一度もありません。ボーナスもなく、基本給の12万円で、7時から23時まで働き詰めの日々が続きました。ただでさえ月に6日しか休みもない中、休日出勤も当たり前。高校時代のアルバイト経験もなかった私は、これが当たり前の社会人だと言い聞かせて仕事に取り組んでいました。しかし、そんな労働環境の中、いつしかストレスが原因で頻繁に体調を崩すようになりました。
病院に行くほどではなかったものの、ストレスが解消できることをしなければメンタルが持たない。仕事外の普段の生活にも支障が出る…。
多少危機感を抱いた私は、先輩のアドバイスやネットの情報を集めて、自分に合った気軽で手軽なストレス解消・気分転換の方法を模索しました。

まずは先輩のアドバイスを受け、自分の時間をしっかり取ってもともとの趣味を充実させようと思い、本を買いに行きました。小学生のころから本屋さんが好きで、読書が好きでした。本を読んでいる間は食べることも寝ることも忘れて熱中することもあるほどです。
これを決めてから最初に買った本は、辻村深月さんの「ぼくのメジャースプーン」。店内のPOPを見て購入を決めました。この本との出会いによって、辻村深月さんの著書の大ファンになり、自分の時間を確保してたくさん本を読みました。
転職した今でも辻村さんの著書をはじめ、本を読むことが大好きで、気分転換をしたいときには本を読むようにしています。

読書をするようになって、自分の世界観も広がり、多少ストレスの軽減にはつながったものの…、やはりしっかり読書をする時間をとるのがむずかしいこともしばしば。気分転換になるとはいえ、直接的にストレス解消につながっているとも言い難い部分もありました。
そこでネットでストレス解消方法を調べてみたところ、体を動かすのがいいと書いてありました。
実際に取り組んだのは、ラジオ体操。家の中で、お金をかけず、全力でラジオ体操をする。かかる時間も10分程度。何よりも手軽であり、かつ健康的なストレス解消方法。
効果は意外とてきめんで、仕事が終わってくたくたで帰ってきた夜でもラジオ体操をしている間は仕事中の嫌な感情を忘れ、汗をかくことでリフレッシュにもつながっていたと思います。
帰宅してすぐラジオ体操をして、お風呂に入って寝る。立ち仕事で疲労のたまりやすい体でしたが、ラジオ体操をするようになってからは、寝つきが格段に良くなったおかげか疲れにくくなり、さらには体力も付き、体が明らかに楽になりました。ストレス解消だけでなく、運動不足解消にも寝不足解消にも肩こり防止にもつながりました。

他にも継続できる趣味を見つけて簡単に気分転換ができるような環境を作ろうと考え、始めたのが以前から興味のあった羊毛フェルトの作品作り。羊毛フェルトにニードルを刺して固めていくだけの簡単な作業だと思って始めてみました。必要な道具をそろえてやってみると…意外と難しい。やっている間は確かに集中できるし、楽しいとは思うけど…、気楽に手軽に簡単にできるものではありませんでした。他のことと比べても、羊毛フェルトはやった次の日にはすぐにもうイライラ…。趣味としては良くても、ストレス解消・気分転換とは言えず…。

羊毛フェルトより手軽な趣味は…と、次は一人カラオケに挑戦。もともとカラオケは大好きでしたが、一人で行くことはほとんどありませんでした。試しに行って、フリータイムの8時間、ノンストップで歌い倒し。好きな歌を、人の目を気にせず大きな声で歌う。カラオケから出るころには、抱えていたストレスがすっからかん!一日居られて、かかる金額も1,000円前後。仮にストレスが抜けきらなかったり、またすぐに溜まったとしてもいつでも行ける。
最初は店員さんや他のお客さんの目が気になったこともありましたが、3回目くらいで慣れました(笑)
これが当時の私にも今の私にも1番合っている、身近で手軽なストレス解消方法です。カラオケ好きにはもってこい!

そして何より、私にとって一番のストレス解消方法は、大好きなアーティストのライブに行くこと!
年に数回の貴重な時間ですが、公演中だけでなく、前後の期間も私にとってはストレス解消になります。
ライブの開催が発表されてからライブの本番まで、とにかくライブがあるから、ライブに行くために、しんどい仕事もがんばれる。直前の週末には美容院に行って、ネイルをして、準備万端。ライブ前の会場はファンであふれ、普段会うことのできないファン同士での交流はとても楽しいです。ライブ中は日ごろの嫌なことなんて考えている時間があるはずもなく。飛んで踊ってはしゃぎまわって、泣いて笑って元気もらって。ライブが終わった後にお酒をたしなみながら友達と感想を言い合うのも、最高に幸せな時間です。
ライブ翌日から仕事があったとしても、ライブでパワーをもらって、いったんストレスをからっぽにしてから行く仕事は、ストレスが蓄積している時とはモチベーションも段違いです。
ただ、年に数回の不定期開催なので、ストレスがたまったからと言ってすぐに実行できる解消方法ではありません。遠方でしか開催されないライブに行く場合には交通費や宿泊代もかかり、ライブ自体のチケットも安くはない。
お金がかかる趣味は、お金を稼ぐために仕事を頑張るモチベーションにはなりますが、ストレス解消とは違います(笑)ライブは自分のペースでできるわけでもなく、お金がかかることもあり、気軽にできるストレス解消ではないからこそ先述のような気軽で手軽な気分転換、ストレス解消方法が活きていたなぁと感じています。

自分にとって、一番効果のあるストレス解消方法は何なのか、手軽にできるストレス解消方法や気分転換は何なのか、模索して見つけることで、私の人生は大きく変わりました。
仕事がしんどくて、不満とストレスばかりが溜まっていたあの頃、人生に疲れて、死んでしまいたいと思ったこともたくさんありました。間違いなく人生の崖っぷちでした。
でも、ライブがあって、カラオケがあって、本があって、ラジオ体操を始めて…自分なりのストレス解消方法を見つけたからこそデートをしたり、友達と食事に行ったりと、仕事以外の生活の充実があったのだと思います。きっとストレスを溜めたままだったら、今の楽しい人生はなかったと思います。
過酷な労働環境に身を置いて、ただストレスを溜めているだけでは心にも体にも支障をきたします。もちろんきつい仕事、やりたくない仕事、いたくない会社に縛られる必要はないですが、今すぐ退職することや転職をすることは容易ではないと思います。
だからこそ、今人生の崖っぷちにいる方には、自分に合ったストレス解消方法を見つけてほしい。私のこの経験が、誰かの明日へのヒントとなればうれしいです。